研究概要

本組合では、光電子融合基盤技術を利用した新世代のデバイス及びネットワーク技術に関する研究開発を行っています。

  • ディスアグリゲーション型次世代データセンタに適用する光電ハイブリッドスイッチを用いた高速低電力データ伝送システムの研究開発

    プロセッサ、メモリなどの機能を分離したディスアグリゲーション型次世代データセンタにおいて、光電ハイブリッドスイッチシステムを導入することにより、分離した機能を結ぶ超広帯域ネットワークの消費電力を大幅に低減することを目的とします。

    具体的には、光/電気スイッチを組み合わせた制御システム、バースト多値プロセッサを組み込んだ断続的なバースト状の光信号の送受信が可能な光波長送受信器等からなる光ToRスイッチ、光コアスイッチ等の要素技術・部品の開発を行い、これらを用いた光電ハイブリッドスイッチシステムのシステム実証を行います。

    • 実施期間:2018年9月~2023年2月
    • 研究開発責任者:鈴木 賢哉(PETRA)
    • 委託元:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
    • 再委託先:国立大学法人名古屋大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所
  • 本事業は、「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目②:次世代コンピューティング技術の開発」の一部です。

     また、本プロジェクトは名古屋大学 佐藤 健一教授の提案により、平成27~29年度にNEDO「エネルギー・環境新技術先導プログラム」において光産業技術振興協会等が実施した先導研究に基づいたものです。



  • 異種材料集積光エレクトロニクスを用いた高効率・高速処理分散コンピューティングシステム技術開発

    地域的に離れ相互に接続されたコンピューティング拠点同士で、その状況に応じて計算資源を分かち合い、かつ低い伝送エネルギーで計算処理が可能な高速分散コンピューティングの実現を目的とします。

    具体的には、サーバー間接続の伝送ボトルネックを解消するため、10 Tbps級低消費電力光トランシーバ技術(<10 pJ/bit)、そのコア部品である異種半導体材料接合を利用した光集積回路技術、および多方路エラスティックネットワークアーキテクチャの技術開発を行います。

    • 実施期間:2021年7月~2026年3月
    • 研究開発責任者:西山 伸彦(PETRA)
    • 再委託先:国立研究開発法人産業技術総合研究所
    • 共同研究実施先:国立大学法人東京工業大学、国立大学法人東京大学、学校法人慶應義塾大学 国立大学法人北海道大学

  • 終了したプロジェクト